2018年月報3月号巻頭言「色々な礼拝」

「ハレルヤ。賛美せよ、主の御名を。賛美せよ、主の僕らよ。」(詩編135編1節)

2月より月1回、第3土曜日にWorship Nightを始めました。近隣の大学に通う多くの日本人留学生が集いました。これは、日語部の学生伝道の一環として始められた新しいミニストリーで、ギターやベース、ドラムやキーボードで構成されたバンドによって賛美のリードがなされています。現代的な音楽を取り入れた賛美中心の礼拝で、牧師はショートメッセージを担当します。

日曜日の礼拝と比べると雰囲気も礼拝のプログラムも異なりますが、現代の若い人たちにはとても心に響く礼拝スタイルです。世代が異なれば趣味や考え方も異なるように、礼拝に求めるスタイルも異なるものがあることに気づかされます。ちなみに、礼拝後には毎月夕飯が用意されますが、これも、学生たちにとっては、「教会に行こう」と思わされる、大きな魅力の一つとなっています。

私たちは、すべての人に神様の愛と恵みを告げ知らせる使命を持つ教会として、これまで通り伝道的な礼拝を日曜日に大切に守りつつ、Worship Nightのような土曜日のミニストリーに現代的な礼拝も取り入れ、さらに多くの世代の人たちに、教会という癒しの場所を提供していきたいと思っています。

礼拝のスタイルは決して一つではありません。もちろんそれぞれに、「好みの礼拝スタイル」があることは確かですが、色々な礼拝があってこそ、色々な人の心に主の恵みを届けていくことができるのです。礼拝こそ、神との出会いの場です。このことを心に覚え、これからも色々な礼拝を通して、色々な人に神との出会いの時と場を提供し、福音を宣べ伝えていく教会でありたいと願っています。

今はレントの期間です。3月29日(木)には午後6時半から洗足木曜日礼拝、30日(金)には午後7時から受難日礼拝を守ります。これらも色々な礼拝の一つですが、特に、キリストの御苦しみの意味を心に覚えるとても重要な礼拝です。この礼拝を守ってこそ、4月1日(日)に迎えるイースターの意味は深くなり、その喜びは、大きなものとなるでしょう。ぜひ、今からご予定いただき、足をお運びください。

Previous
Previous

2018年月報5月号巻頭言「不思議さの正体」

Next
Next

2018年月報1月号巻頭言「すべての人に開かれた教会」