2019年月報5月号巻頭言「イエスの弟子として生きる」
「すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」(マルコによる福音書16章15節)
4月21日(日)のイースター合同礼拝において、吉岡志生くんの洗礼式と、ロペズ果菜さんの転入会式が行われました。シカモア教会では、洗礼式や入会式が行われる際に、志願者の方々に信仰告白をしていただいています。今回も、洗礼式・入会式に先立ち、志生くんと果菜さんに信仰告白をしていただきました。
信仰告白とは、神と自分の出会いや、自らに与えられた信仰を、神と会衆の前で公に言い表すことを意味しています。洗礼を受けてクリスチャンとして歩むということは、イエス・キリストの弟子として歩むということです。つまりそれは、イエスの弟子たちと同じように、神の福音を宣べ伝える一人として生涯を歩んでいくということを意味します。洗礼式や入会式というのは、その決意を新たにする、とても大切な機会なのです。
今回、信仰告白をしてくださったお二人の言葉を
聞きながら、神の自由で豊かな働きを感じさせられました。神は一人一人に色々な形で出会われ、そして働いてくださるのです。
礼拝後、信仰告白を聞いた会衆から、「信仰告白を聞いて、自分に信仰が与えられた時を思い出した」という言葉を多く聞きました。神との出会いの形は人それぞれであっても、その一人一人から語られる信仰告白は、多くの人々に共通の経験を想い起こさせるのです。信仰告白は、ただ一人の言葉に終わるのではなく、他の人々の心に信仰の原点を想い起こさせる力を持っているのです。
クリスチャンとして生きる私たちは、イエスの弟子として生きることへと招かれています。それは、信仰を公に言い表して生きていくということです。言葉をもって、行動をもって、祈りをもって、世に福音を証していく一人として歩んでいきましょう。皆さんの上に聖霊の導きがありますように。